プロパンガスって、公共料金じゃないんですよ。
はじめまして、プロパンガス専門家の 「 ガス太郎 」 です。
みなさんは今お使いのLPガスの料金にご不満があって、
このサイトを見ていらっしゃると思います。
じつは・・・僕もそうだったんです。
長年東京都に住んでまして、ちょっとまえに埼玉県に引越してきたんですね。で、東京は都市ガスで、いわゆる公共料金という扱いなんですけど、
埼玉県の今の物件はプロパンガス、つまり 「 自由料金 」 なんですね。
いっちゃうとガソリンとかと同じなんです。
ふつうに暮らしていたのでは、LPガス業界のことは分からない
そういうことを知らなくて、とにかくガス代が高いなあ〜と思ってたんです。
ざっと見積もっても都市ガスと比べて 「 1.5倍 」 か、もしかしたら それ以上 高い印象でした。
こういう実体験があってLPガスに興味を持つようになったんですが、
調べてみてもプロパンガス業界ってよく分からんのですよ・・・
グレーになっている部分が多いといいますか、なんか構造が見えてこない。
そこからですね、プロパンガス (LPガス/LPG) について独自でいろいろ調査するようになりまして、
そのなかでいろんな協力者が助けてくれたこともあり、LPガス業界の仕組みを知ることができたんです。
僕はツイてました。そして、
プロパンガスの料金を劇的に下げる方法
にたどり着くことが出来たというわけです。
高いガス料金に困っている人を、一人でも助けたい
なかには公共料金だと思っている方もいるかも知れない。
そんな人たちに、LPガスの料金を下げる方法を教えてあげたい。
少しでも経済的な負担を減らしてあげたい、というのがこのサイトの趣旨です。
月にして数千円、年間で数万円もガス代を下げられたとしたら、だいぶ違いますからね。
ここで今すぐ、
「 こうすればいいんですよ♪ 」
といってしまうのは簡単なんですが、
せっかく僕のサイトを訪れてくれたわけですし、これも何かのご縁です。
具体的な方法をご説明するまえに、
軽く業界の仕組みなどをご紹介しますので、よかったらこの先を読んでみてください。
たとえばですけど、 「 ガス単価の計算方法 」 とかご存知ですか?
単価が分かれば今のガス代が妥当なのかどうか、その判別ができるようになります。
その計算方法なども解説してますので、
「 ガス会社の請求書 」 を片手に読まれると、より分かりやすいかと思います。
こういうちょっとした知識をいれておくだけでも無駄にならないです。
10分くらいあれば全ページ読めるかと思いますので、
プロパンガス業界の仕組み、料金の謎について知りたい方は勉強してみてください。
おなじLPガス業者なのに 「 料金はバラバラ・・・ 」 という不思議
プロパンガスについて知ろう
灰色のガスボンベでお馴染みのプロパンガスですが、正式には 「 液化石油ガス 」 といいます。
主な成分はブタンやプロパンなどで、LPガスとかLPGなどと呼んだりもします。特徴的なのは圧縮しやすいことで、ガスだから普段は気化してるわけですけど、これをそれほど高い圧力をかけなくても圧縮して液化できるので、貯蔵とか運搬にも適しているんですね。
あとは、もともとは無臭なんですけど、万一ガス漏れした時に気づかないと危険ですよね。
なのであえて、あの独特の臭いをガスにつけているんです。空気より比重が重いので気を付けましょうね。日本においては約2,500万世帯のお宅でプロパンガスを使っているという統計がありますから、生活に必需のもので、家で使うもの、という印象が強いと思いますが、タクシーなどLPガス自動車の燃料としても使われているんですよ。
気になる料金については、サイト内で詳しく解説していますが、都市ガスのように公共料金ではなく、ガス販売事業者が好きなように価格設定できる自由料金だということが最大のポイントになるでしょう。電気・ガス・水道はライフライン(英語で「命綱」の意味)といわれ、私たちが日常生活を送るうえで必須のものです。
なのでプロパンガスも水や電気、都市ガスと同じように公共料金感覚で使っていたら、蓋を開けてみたら実は自由料金なので 「 高い・・・ 」 ということになってしまうのです。LPガスが自由料金である以上、販売業者が好きに価格を設定できる以上、同様に私たち消費者にも、ガス屋を選ぶ権利がありますから、適正価格でプロパンガスを販売する優良なガス会社を選ぶことが大切です。
都市ガスとLPガスの違いについて
私たちの生活に欠かすことのできない 「 ガス 」 ですが、
都市ガスとLPガス(プロパンガス)の2種類があるので、その違いを確認しておきましょう。
まず成分の違いを見ていくと、都市ガスは 「 メタン 」 という燃える気体が主成分になっている液化天然ガスです。そのほかプロパン、ブタン、エタンなども含まれています。一方、LPガス(プロパンガス)は、 「 プロパン 」 や 「 ブタン 」 が主成分になっている液化石油ガスで、そのほかエタン、ブテン、プロピレンなどが含まれています。都市ガスもプロパンガスも、その大半を海外から輸入しています。
つぎの大きな違いは 「 供給方法 」 です。これは皆さんお分かりだと思いますが、LPガスが 「 ボンベ 」 で流通しているのに対して、都市ガスは道路の下にガスの 「 パイプライン 」 が通っています。都市ガスが水道だとしたら、LPガスはペットボトルの水、と考えると分かりやすいかと思います。水道から水が無くなることはほぼないですが、ペットボトルの水は飲んでしまえば無くなります。
つぎに注目したいのは性質の違いです。都市ガスはマイナス162℃まで冷すと液体になり、体積が600分の1まで小さくなります。一方、LPガス(プロパンガスは)、マイナス42℃まで冷すと液体になり、体積が250分の1まで小さくなります。液化させやすいのはLPガスで、圧縮率がいいのは都市ガス、といえますね。
ちなみにどちらのガスも元々は無臭ですが、ガス漏れに気が付くようにあえて臭いをつけてあります。あとは都市ガスが空気より軽いのに対して、LPガスは空気より重いため、低いところに溜まりやすいという特徴がありますね。もう一点、分かりやすい違いとしては、 「 ホースの色 」 というのがあります。都市ガスに対応しているガス機器には青色のホースを、LPガスに対応しているガス機器にはオレンジ色のホースをつけることになっています。
上記を踏まえまして、都市ガスの場合は都市ガス会社か自治体のガス局と供給契約を交わしていて、いわゆる 「 公共料金 」 という扱いになります。LPガスの場合は、全国に2万社以上あるといわれているLPガス会社と契約してボンベを設置してもらいます。この場合は 「 自由料金 」 ですので、ガス会社がそれぞれ自由に価格設定しています。